一期一会の意味

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茶の湯で、茶会は毎回、一生に一度だという思いをこめて、主客とも誠心誠意、真剣に行うべきことを説いた語。転じて、一生に一度しかない出会い。一生に一度かぎりであること。
『デジタル大辞泉』より

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一期一会の意味

茶道の精神性を説いた用語の一つ。今日の一会は生涯に二度とない会だと思い、主客ともに親切実意をもって交わることが肝要であるという心得を教えたもの。『山上宗二記(やまのうえそうじき)』に「路地ヘ入ルヨリ出ヅルマデ、一期ニ一度ノ会ノヤウニ、亭主ヲ敬(うやま)ヒ畏(かしこまる)ベシ」とあるのを初見とし、『南方録』の「一座一会」に継承される。さらに、井伊直弼(なおすけ)は『茶湯一会集』で「一期一会」の語を使って、その精神を強調した。

『日本大百科全書』より

一期一会(いちごいちえ)は、「そのときに会う人とはもう今生では会うことがない、それくらいの心持で真剣に相対することが大切だ」ということです。
「また会えるさ」と安易に考えるのではなくて、「もうこの人とは二度と会う機会はない、これが最後なんだ」と思い、その時間を大切にしようということです。

もともとは茶道から発生した考え方のようです。
「茶会で一緒になるこの機会を大事に思おう」ということです。

たとえ何回も会う機会があるように思う人でも、これが最後かも知れないと考え、そのときを大切に、ということです。

NHKの番組『一期一会』

NHKで「一期一会」という番組がありますね。
人生の何かしらの側面で悩みをかかえる若者が、同年代の若者と会い、その生き方や考え方に触れて、何かを得てもらおうという趣旨だと思います。

私もたまに拝見しますが、いろいろと考えさせられることも多く、面白いと感じます。
この番組で会う二人の若者はそれまで面識のない者同士で、番組終了間際で別れ、その後も会うことはないかのように番組内容上は構成されているので、まさに一期一会ということになりますね。

このあいだテレビをつけたらたまたまやっていた回には、写真家(フォトジャーナリスト)の女性と、ボランティアを行いながら勉学にはげむ医学生のペアでした。
双方ともに、世界の貧困問題やボランティア活動に興味があるようで、その活動経験のなかで「世界は自分の力で変えられるのか」といったことに対しての考え方などを話合っていました。

女性写真家は「世界は変えられる」とポジティブ派で、医学生の男性は「人間個人の小さな力では世界は変えられない」とネガティブ派の意見でしたが、それが双方の交わりのなかで、考え方に若干の変化が見られたという内容でした。

彼らより10年くらい先輩の人間からすると、「世界は自分がどうこう思おうが、日々変化しているのだから、世界は変わっていくもの。そのなかでどの方向に変わっていくか、それは個々の人たちの考え方や価値観、行動による。影響力に大小はあるかもしれないが、誰か一人の力で決まるものではない。自分が何を考え、どのように行動していくか。またそれをどのように表現していくかによって、世界が少し自分が考える方向に舵が取られる可能性がある。それは短期的に達成されるものではなく、時間がかかるもの。日々の活動に力を入れていって、それが変化を生み出すのだから、少しずつ、辛抱強く、あきらめずに行動していくことが大切」などと思ってしまいます。
これは若い人に限らないのかもしれませんが、現代の人たちは、効率よく、短期的に結果を出そうと考えてしまいます。
自分が権力を握って、もしくは権力を握る人間の側近になれば世界を変えていけると考えるかも知れませんが、それもおそらくはそう単純な話ではないはずです。

逆に今はインターネットによって、自分の意見を容易に全世界に発信していくことが可能です。
ちっぽけな自分の意見なんてなんの影響力もないと思ってしまうかもしれませんが、本当に核心をついた意見や面白いアイデアなどは、じわじわっと広がっていくことがあると思います。
その情報の出してが誰か、といったことはよくわからずに広まっていくこともあるでしょう。(同時期に同じようなことを考えている人も多いものです)

小さな努力や行動の長期的な積み重ねによって、世界は変わっていくというイメージを持つことです。
テーマが大きいから大変なのではなくて、時間がかかるから大変なのです。
長期戦に耐え抜く根性や持久力が求められているのです。

一期一会の英語

一期一会は英単語や英熟語としては無い表現のようです。
確たる言い方はなく、強いて表現すると以下のようなものが上がってくるようです。

meet only once in the lifetime(一生に一度だけ出会う)
once-in-a-lifetime opportunity(一生に一度の機会)